木曜は相変わらず曇り。おまけに足も少し痛くなってきた(毎日歩く距離は相当なもののはず。日本では、ほとんど歩かないのに。おまけに、スニーカーでなかったのも失敗)。それで、リターン・チケットを買ってバスで中心部へ行くことにしました(ちなみに、シングルは£1.4に対し、リターンは£2.2です。さすがにバスの国だけのことはありますね)。
写真を撮るときは歩き回らないわけにはいかないけれど、ちょっと周辺部にある建物を探しながら歩いていると、思わぬところにモダン建築が潜んでいるのに出くわします。これまで、けっこう見落としていたようです(うーむ)。たいていのものが流行りのグラッシーな建築なのですが(ノーマン・フォスター調と言っていました)、これが通りから見えにくいようになっているのです。やっぱり気にはしているのですね(そういえば、マンスフィールドの新しい建物も意識して奥に配置したと言っていた)。それでも、通りからはっきり見えるモダン建築の方がけっこうアグリー(とこちらの人は言います)な建物が多いのはどうしてなんだろうか。 夜はK子さんに誘われて、オックスフォードの学生向けの日本語講座に参加することに(彼女も講師のひとり)。習得段階に応じたクラス編成で行われていて、僕は初級コースの教室に行ったのですが、狭い教室に受講生がけっこうな数なのにびっくり。みたところ、年齢も国籍もさまざまなようです。英国にも日本に関心のある人は案外いるのですね。 さて、授業が始まると、いっぺんにこんなにたくさんのことをやって大丈夫なのと思うくらいなのですが、みんな熱心だし、覚えるのが早い。習ったばかりのフレーズや言葉を使っての隣同士の会話やわからないことを質問するときは、ほんとうに積極的です。初級コースとはいえ、さすがオックスフォードの学生はたいしたものだと感心しました。もちろん、これを支えるスタッフ(日本人や英国人)も偉い。 授業が終わった後、パブへ行きスタッフの何人かと話をしましたが(日本語で)、どうしたら短い時間であんなに会話力が身に付くのでしょうね。今度ぜひコツを教わりたいものです。中には、日本に留学中には某国の大統領のスピーチ・ライターのアルバイトをしていたという人もいました。 しっかりやらなければと、思い直した夜でありました(何回目?)。 #
by fujimoto0223
| 2008-11-07 20:51
火曜日は、まずマンスフィールドで写真を撮る許可をもらうことになっている。
青空がほんの少しのぞいていて、天気も良くなりそう。期待しつながら出かける準備がすむ頃には、もうすっかり曇天になっていたのでありました(ああ)。 さて、カレッジへ着いて聞いてみると、もちろんオーケーなのですが、今日はあんまり良い日ではないというのです(大きなレクチャがあって、人が多いということらしい)。そこで、ライブラリへ行くことにした。アルマさんから鍵を借りて、ライブラリへ。中へ入ると、何人かの学生が熱心に勉強していた。シャッター音を立てるのもはばかられるほどに静かだったので、結局写真はあんまり撮れなかった。しかし、その間いろいろなことを考えることができて、とてもいい時間を過ごすことができました(このあたりのことは、また後日)。 その後、町の中のいくつかの建物を撮った後、ボーダーズへ。セリーヌがイングリシュ・クリームティを飲ませるところへ連れて行ってくれることになっています。 さて、イングリッシュ・クリーム・ティとはなにか。アフタヌーン・ティ、あるいはハイ・ティ(こちらは上流階級のアフタヌーン・ティの影響を受けて始まった、労働者階級のものでさらに遅く始められるということです)と呼ばれるものに供される紅茶とスコーンのセットのことでありました。これにサンドイッチやらお菓子やらが加わって、アフタヌーン・ティが完成するわけですね。もちろんみたことはあったのですが、試してみたのはこれがはじめて。夕食までのつなぎ(と聞いたことがある。ちょうど食事時は観劇やコンサート等で忙しいわけです)ということもあって、けっこうおなかにこたえるボリュームでありました。 晩ご飯よりも、芸術鑑賞を優先するというのはうらやましいですね。これも、劇場と住まいが遠くないというのが大きいと思うのだけれど。 水曜日の夜は、先回もお世話になった大学院生のK子さんと英国の有名な若手シェフ、ジェレミー・オリバーのプロデュースという触れ込みのジェレミーズ・イタリアンで食事(やっぱり、写真を撮るのを忘れました)。このあたりの数日は、ちょっと充実した食生活の日々でした。 #
by fujimoto0223
| 2008-11-07 19:57
ちょっと順番が狂いますが、2日は、かつての家庭教師(もちろん、してもらっていた)セリーヌと会う約束をしていたのに、日曜日だということをすっかり忘れていて、待ち合わせのお店はとっくに閉まっていた(5時頃には本屋もデパートもCDショップも閉まります)。いったんパソコンを置きに戻ったあと、本屋で時間を潰そうと思って少し早く出たのに、あちこち歩いて回る羽目になってしまった(どうも今回はこうしたミスが多い)。
やっぱり日曜は家で過ごすものということだろうか。このあたりは、ヨーロッパと日本とではずいぶん違いますね。 何とか会うことができて、インド料理屋で食事をすることに。連れて行ってもらったところが、懐かしいオールド・スクールという建物の中。空港からのバスの終点のバス・コーチ・ステーションの奥にあって、はじめてオックスフォードを訪れた時に入ったところでした(その時は、たしかパブだった)。料理もなかなかおいしかった(写真を撮るのを忘れた)。 #
by fujimoto0223
| 2008-11-06 23:15
今日(3日月曜日)は、かねて約束のマンスフィールドへ在外研究でやって来ているN先生のところで、メールの送受信をすることになっています。テリーさんも承知して居てくれて、鍵を借りることもなくすんなりとオフィスまでたどり着くことができた。インターネットも簡単につながったし、いくつかのメールを読んだり書くことことができた。おまけに、日本にいるときにはHPを開くことができなかったニッサン・インスティテュートの情報も教えてもらって、至極順調。
と思っていたら、危うく、コンピュータのバッテリが切れかかったけれど(ACアダプタを持ってこなかったのが甘かった。ずぼらはいけません)。 街の中の写真撮影も、まあまあ。今回は、街を歩けばこんなふうに歴史的環境と出会えるということを示すためのものと割り切っているので、けっこう気軽にシャッターを押しています(といっても、人が入っても気にしないという程度なのですが)。よい写真を撮ろうというだいそれた気ははまったくないのであります。ただ、ずっと時おり雨模様の曇りで、おまけにすぐに暗くなるのが問題(3時半ごろになるともうきつい)。 今度はカメラのバッテリが切れかけて、いったん宿舎へ戻ったりするということはありましたが(残量を示す3段階のマークは2つを示していたのでまだ大丈夫と思っていたのに、それから1となりさらに赤いマークが点滅するまでが早かった。油断大敵です)。 #
by fujimoto0223
| 2008-11-05 21:07
2日目もよく眠れない。体は疲れているので、起きているのか夢なのかわからいうちにやっと寝ていたかと思うと2時間毎くらいしか経っていない。しようがないので4時に起きて、作戦を立てる(いいことを思いついたのだ)。しばらくは、街に残る中世の写真を撮るのです。
ということで、地図を作り、街の中へと出かけたのでありました。天気は昨日とは打って変わって晴れ、青空が広がっている(絶好の写真日和)。太陽が雲に隠れるとほんとうに寒いが、太陽が顔を出すと案外暖かい。今日はTシャツ一枚の若者もいた。こっちは、ダウンコートというのに。 教会を中心に何ヶ所かを回って写真を撮る(11世紀から16政界までの建物は、比較的装飾の少ない素朴な建物が多い。僕は、だんだん簡素なものを好む癖が強まってきているので、「やっぱりね・・・」と思って歩いていると、平気で醜悪な近代建築が目の前に現れるのだからここは不思議です)。その後、ワダム・カレッジのロッジへ。メッセージがないかと聞くと、ないといい、メッセージを残したのはここかと聞いてくる。そして、メッセージが受け取られているかピジョン・ホールを確かめてくるといって出かけて行った。戻ってくると、何も残っていないという。それから、電話をかけてくれた(親切というべきか、形式的というべきか)。運よく(?)チュータリング中だったらしく、連絡がついて、2時にここに来いという(後で聞くと、メールが読めないのは、一時的なトラブルだと思っていたみたいでした)。 そこで、お土産を取りにいったん家へ戻り昼食を済ませて再びワダムへ。と、門の前には長身痩躯のドクタ・スクマが待っていた。新しい部屋へ案内してくれた。そこは大きな道路に面した、2段ばかりサンクンした部屋は、18帖くらいはありそうで、目に入るものは本棚(前よりも増えているような気がした)と机とソファだけでさっぱりと片づいていたが、視線と音が気になるらしい。部屋を引っ越すのは大変でしたねというと、カレッジがやってくれるので、全然ということでした。その後また授業があるというので、今度の金曜日の再会を約束して、30分ばかりで失礼することに。帰り際、工事中の建物を見せてくれたが、何でも屋根の補修と部屋の用途替えをやっており、完成は来年の6月になるらしい。 その後も何ヶ所かまわって写真を撮った後、だんだん暗くなってきたので切り上げることにして、お店を覗いたあと(靴屋で外羽根式のウイングチップで手ごろなものがあった。買おうかな。ZAVVI(ヴァージンの後に入った)でDVDを3枚購入。やっぱり同じものが一方で7ポンド、他店では15ポンドで売っているのを見つけました。いったいどうなっているんだろう)、今晩の食料を買って帰路についたのでした。 #
by fujimoto0223
| 2008-11-03 20:24
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